2022.05.06
桧(ひのき)のプラズマ処理事例
大気圧低温プラズマは『木』にも処理することができます。
プラズマは『数1000℃の電離ガス』の状態です。
ガスバーナーの炎は、身近な大気圧プラズマの1つです。
ガスバーナーの炎を桧(ひのき)に当てると、もちろん燃え出してしまいます。
大気圧低温プラズマは、”温度計”で測定できる温度としては数10℃なので
桧に当てても、焦げたり燃え出したりすることはありません。
こうしてプラズマを当てた桧の表面は、例えば濡れ性が向上します。
スプレーを吹きかけるようにプラズマを照射するだけで、塗装やコーティングの密着性を向上したり
難燃剤や抗菌剤などの薬液の浸透性を向上したりすることが期待できます。
▼ 動画
桧(ひのき)をはじめ、木は古くから日本の暮らしに深くかかわってきました。
近年、脱プラスチックや人に優しい素材として、木の利用が見直されています。
大気圧低温プラズマは、電気とガスだけで生成することができます。
自然環境にやさしいプロセスです。