2021.04.05

金属の高速濡れ性改善

金属の表面にも大気圧プラズマを照射することができます。
弊社の大気圧プラズマはダメージフリーなので、放電痕が生じません
有機溶剤や界面活性剤で除去しきれなかった油脂分を分解・除去したり、表面に水酸基などの官能基を生成させることで、塗装やコーティングと化学結合させることができます。
薬剤を使用しないドライプロセスのため、薬剤の残留や廃液VOCなど作業環境の問題を解決することが期待できます。

 

▼写真.さまざまな金属のプラズマ処理あり・なしの比較

 

このようなプラズマ処理による金属表面の改質を、SEM(電子顕微鏡)水接触角測定により、速やかに分析することができます。

下の写真は、切削オイルを塗布した金属板を、有機溶剤またはプラズマ処理で除去し、SEM(電子顕微鏡)で観察した例です。
有機溶剤では切削オイルの完全な除去はできませんでした(金属板の微細な溝に入り込んだオイルは除去が難しい)。
一方、プラズマ処理では金属板の微細な溝に入り込んだオイルをも分解し除去し、金属の素地がクリアに見えています。

 

▼写真.金属表面の有機物除去の例

 

 

水接触角計を用いれば、速やかにプラズマ処理の効果を数値化し、定量評価することができます。
弊社では、携帯式水接触角計を使用し、あらゆるサイズの試料表面を、プラズマ処理した直後に、その場で測定することができます。

 

▼写真.スチール板の水接触角測定の様子

▼写真.アルミニウム板の水接触角測定の様子

 

この他にも、

・複数の液体を用いて生成した官能基の特性を分析

・IR(赤外分光法)を用いてより精密に分析

・オーダーメード試験法による、効果発現の検証

など、ご所望のプラズマ処理方法と分析方法をご提案いたします。

どうぞお気軽にご相談ください。