ポリエチレンのプラズマ処理 | CASE | 大気圧プラズマ事業サービスサイト:サンライン

2021.07.06

ポリエチレンのプラズマ処理

ポリエチレンやポリプロピレンなど「ポリオレフィン系」と呼ばれるプラスチックは、疎水性や非粘着性などの特徴があります。

その特徴から、接着や塗装など、表面に別の物質をくっつけることが難しい素材であるといえます。

ポリエチレンに大気圧プラズマを照射すると、表面にダメージを与えることなく親水性化することができます。

 

 

▼写真.大気圧プラズマ処理前後の水接触角測定の様子(ポリエチレン板)

 

 

大気圧プラズマを用いれば大気圧下で物質の表面を親水化することができます。

従来の低気圧下の処理に比べ、大気圧下での処理は装置構成が容易で、連続処理が可能です。

さらには、あらゆるガスをプラズマ化する技術により、さまざまな物質の表面を高速で親水化することができます。

塗装が困難なポリエチレンの塗装や、非粘着性のポリエチレンを接着可能にすることが期待できます。

 

 

▼動画.ポリエチレンの親水化

 

こちらの動画では、大気圧プラズマ処理によるポリエチレン親水化の様子をお伝えしています。